ミンククジラの胸肉を買ったついでに、赤肉や脂須の子と食べ比べをしてみました。 写真左から、赤肉、胸肉、脂須の子です。 胸肉は販売元のページでは、もっと色が赤かったのですが、胸の場所によって微妙に色の違いが出てくるのでしょうか。
肝心の味ですが、薬味がない方が違いが判るだろうと思い、まず醤油だけで食べ比べてみました。 その結果、色の薄い胸肉は、赤肉に比べてマグロに近い味わいです。 鯨肉の赤い色は、ミオグロビン鉄という成分によるもので、これは極めて吸収しやすい鉄分なのですが、胸肉と赤肉の味の違いは、この量の違いによるものでしょうか。 右端の脂須の子は、赤肉の味にかすかにベーコンを思わせるような脂肪分の味と、やや硬い脂肪の筋の感触が加わったような感じでした。
(2000年12月30日 記)
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