写真はミンククジラの脂須の子(あぶらすのこ)である。 脂須の子とは、鯨の胸びれの付け根の部分の肉で、一頭から取れる量は少ない。 値段は赤身の倍程度で、赤身と尾の身の中間くらいであろうか。 見てのとおり、脂肪分の網目が走っているが、食べた感じは意外にあっさりしていて、歯ざわりは赤味より少し硬い。 半解凍の状態で切って,おろしショウガを薬味にして食べたのだが、脂肪分がとろけるという感じはなかったので、脂っこいものがあまり食べられない私も一気に食べた。 完全に解凍してから食べれば、脂肪分のとろけ具合など少し違うのであろうか? 脂須の子単独で食べたので、赤身との味の比較は、まだ良く判らない。 次回食べる時は、いろいろな部位の肉と食べ比べてみたいと思う。
(2000年10月14日 記)
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