【捕鯨】クジラ愛護さんに告訴されちゃうらしいよ…(^ω^;;; アーカイヴ

兎に角「母数を見ない」反捕鯨ちゃん達・・・w

投稿日:2010/03/03 (Wed) 11:36:13 [ No. 17 / 63 ]

久しぶりの更新になりますが、kknekoさんがあまりにも御馬鹿な記事を書いてらしたのでw

JANJAN閉鎖で「ジャーナリスト」のフリして嘘バラ撒く事が出来なくなっちゃったからか、更に暴走されてますなァ・・・(^ω^;;;;


まず、元ネタとなったBBCニュース記事は↓

http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8538033.stm

<一世紀の間の捕鯨は1億トン以上の炭素を大気に放出したという。>


一応書いておくけど、日本の 『 1 年 間 の 』 総温暖ガス排出量は↓。


『日本の排出量 [編集]
日本における温室効果ガスの排出量は、2007年度は前年度よりも2.3%増加して過去最高を記録し[3]、二酸化炭素に換算して13億7100万トンになっている[4]。』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E5%AE%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%82%AC%E3%82%B9


日本一国が『 一 年 間 』で放出するCO2だけで『 1 3 億 ト ン 』超でしゅ♪

それに比べて捕鯨の場合は全捕鯨国併せて 『 1 世 紀 』 で、たったの1億トンしか炭素を排出しなかった、というのがBBCの記事内容。


世界中数十カ国の捕鯨国が毎年何十万頭も、それこそシロナガスなんかは絶滅寸前になるまで獲りまくったのにねェ・・・w



この研究報告の詳細な内容は↓

http://www.agu.org/meetings/os10/program/index.php
http://www.nature.com/news/2010/100226/full/news.2010.96.html

『海洋生態系における炭素循環を計算する上で、クジラが炭素を貯蔵するという仮説を発表したもの。

大規模捕鯨が始まる前の1900年の状態に戻れば、クジラのバイオマスは900万トン炭素相当となる。
また1900年の状態ならば、自然死したクジラが深海に沈むと、年間20万トン炭素相当が隔離される。』
(訳文・解説引用 ttp://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/62925350.html)


んで、さっきカメさんの所覗いてみたら、案の定このBBC記事に引っかかってました、クジラ愛護のおぢちゃんw


http://kkneko.sblo.jp/article/35896045.html


一見「だから捕鯨は環境に悪い」と言ってるこのハナシ、ナニがオカシイかって言うと、
今後商業捕鯨始めたとしても、その対象となる全髭鯨資源バイオマスの精々1%程度しか捕獲枠が算出されない、という視点がスッポリ抜け落ちてる事なんですよねw

しかも反捕鯨さんがよくやる手口として「減った鯨は再生産せずに減りっぱなし」という生物学的にあり得ない前提を元にしたミスリードに利用されてます。


・日本が調査捕鯨で南北ミンククジラを1000頭獲りました、コレは推定生息数の0、2%〜精々0,4%程度の捕獲数です。
その他ザトウ・ナガス・イワシを其々50・50・100頭獲りました。
これら全ての捕獲を合わせても全髭鯨資源バイオマスの0、2〜0,3%にしかなりません。

・ハイ、日本が商業捕鯨を始めたとします。
その場合商業捕鯨対象鯨種を可能な限り広げたとしても上記4種に併せてニタリクジラぐらいで、其々の鯨種捕獲枠を考えてもクロミンクだけは今の5〜6倍に増やせますが、それ以外は精々200〜300頭ずつ程度にしかなりません。

これでやっと全髭鯨資源のバイオマスに占める割合は1%程度でしゅね。


しかもこの、バイオマス換算でたった0,2%〜0,3%、商業捕鯨始めても精々1%程度の「減ったクジラさん達」は永遠に減りっぱなしで再生産されない、なんて事はアリマセン♪

カメさん、死んだ鯨体が生物ポンプとして果たす役割等を必死になって説明してますが、それはあくまで

「捕鯨によって一度減ったクジラさんは永遠に減りっぱなし」

「捕鯨したらクジラさんの数が何分の一にも減っちゃう!!」

という、現在では考えられないミスリード(若しくは妄想w)を前提にした『 出 鱈 目 』でしゅね(^ω^;w





ついでに同じニュースソースを題材にとった、とある反捕鯨さんのブログからの孫引きで悪いんだけど、↓

『大規模捕鯨が始まる前の1900年の状態に戻れば、クジラのバイオマスは900万トン炭素相当となる。
また1900年の状態ならば、自然死したクジラが深海に沈むと、年間20万トン炭素相当が隔離される。』

『約1世紀にわたる捕鯨で、クジラの生息数が5分の1になったため、炭素固定能は激減している。』

『ただ、1900年当時の生息数に戻っても、900万トン炭素相当のバイオマスというのは少ない。
人為的に発生する二酸化炭素は、炭素換算で年間70億トン相当である。
つまりクジラが固定できる炭素は、1%にも満たないのである。』
ttp://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/62925350.html


という事なんで、仮に日本が全鯨種ひっくるめて、その「1%」を捕獲したとしても、それによって「固定化出来なくなる」CO2の量は更にその1/100、という事は 『 1 万 分 の 一 以 下 』 という事でしゅ♪

というか、引用元ブログでは大雑把に「1%にも満たない」と書いてあるけど、実際の鯨類バイオマスで換算してみますね。

「1900年当時資源量の場合・自然死によって隔離できるCO2が20万トン」。

んで一先ず、現在の鯨資源は生息数だけでその当時の1/5にまで減ってる、と。

主に大型鯨種の生息数が激減した事を考えれば現在はバイオマスとして1/5よりも更に少なくなってると考えるのが妥当なんで、仮にバイオマスが1/10になったとして考えると、

「今現在のクジラさんの自然死によって隔離できるCO2」は僅か「2万トン」にしかならず、この数字は人為排出CO2総量「70億トン」の「1/350000」にしかナリマセン。

これをパーセンテージに直すと人為排出CO2総量の「0,00028%」にしかならない、という事です。

そして先に書いた様に、仮に全鯨種生息数の1%を捕獲すると考えればバイオマス換算も同程度、1%程度にしかなりません。

その「バイオマス1%捕獲」の商業捕鯨よって「隔離できなくなるCO2」は「1/350000」の更に1/100になりますので「1/35000000」となります♪

因みにパーセンテージに直すと「1/35000000」=「0,0000028%」でしゅ♪

ついでですが「1/35000000」は「三千五百万分の一」と読みましゅ(あってるよね?w)。



ハイ、これでも「CO2固定化を阻害するんで捕鯨止めるべし」と言えましゅでしゅか・・・?w

結局このBBC記事は、相変わらず「クジラさん守る為ならどんな出鱈目でも信じてしまう」という悲しいサガを持つ愛護反捕鯨ちゃん達の糠喜びを誘うだけの与太話、ってのがオチでしゅたね(^ω^;;;;




反捕鯨ちゃん達、いい加減「母数を見る癖」をつけようぜ・・・?

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