ブログネタとして前々から書こうと思ってた「畜産大国の排出温暖ガスに占める牛のゲップメタンの割合」について、いい書き込みがあったので保存。
数値情報の基になるソースが示されてはいないけど概算として大きく間違ってないので、私がソースを探し出して記事にまとめ直してみようと思います。
573 :名無しさん@恐縮です :2010/03/17(水) 03:08:33 ID:kd43vrxG0
牛が吐くゲップの中のメタンガスが、地球温暖化を加速しているという。冗談のようなこの話、どこまで深刻なのだろうか。
国立環境研の相沢智之さんは「京都議定書では、乳牛1頭は年に116.4キロのメタンを出し、1歳未満の和牛は65キロなどと精密に計算している」という。
反芻動物は4つの胃を持ち、第1胃で草を発酵・分解している。このときにメタンができる。牛の出す量は1日に約500リットルにもなる。ゲップしなければ死んでしまう。
それでも、日本の温室効果ガス全体の中でゲップは0.5%に過ぎないが、ニュージーランドとなると話が違う。
人口約400万人に牛950万頭。さらに同じ反芻動物の羊が4千万頭弱。
03年を見ると、温室効果ガス全体の31%がゲップからのメタンだ。CO2の45%に迫る。
まずいのは、メタンは同じ量のCO2の21倍もの温暖化効果をもつこと。ゲップを減らす発酵飼料の研究が真剣に進められている。
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牛や羊などの反芻(すう)動物は、食べた草や穀物などを第一胃に生息する微生物の発酵作用により分解し、体内に取り込んで栄養源としています。この時に産生されるのが二酸化炭素、メタンガスなどです。これらのガスのほとんど(約90%)が、あいきとして大気中に放出され、とくにメタンガスが地球温暖化に悪影響を与えます。たかが牛のゲップと言ってはいられません。積もり積もって、世界中の牛たちのゲップから放出されるメタンガスの総量は、大気中の全メタンガスの25%にも達するといわれます。
単純に人口比だけで考えても、日本国内で飼育してる牛の数は289万頭(以前の記事を参照)で国民一人当たり0,02頭とちょっと(あってる?)。
対するニュージーランドは一人当たりで(牛だけで)2頭以上。
これだけで既に100倍もの開きが出てしまってますが、ニュージーランドでは更にゲップメタンを排出する反芻動物である羊を4千万頭も飼育してる、と(牛にせよ羊にせよ正確な数字は未確認ですが人口の倍牛が居る、というのは有名な話ですね)。
それに加えると日本はなんだかんだ言って工業大国ですから、畜産による影響の割合は小さくなりますが工業・大型生産業があまり盛んでないニュージーランドに於けるそれの割合は何倍にも大きくなりますよね。
同じく牛肉輸出が盛んで、羊の飼育数も多く、それ以外の工業があまり発達していないオーストラリアもほぼ同様でしょう。
問題なのはその様な国々が、環境影響などほぼ考えられない日本の捕鯨に率先して反対している、という事です。
(あくまで表向きは、ですがw)食糧生産に於ける環境負荷を理由に捕鯨に反対してる人達が、自らの食糧生産時に於ける甚大な環境影響をスルーしている、という異常にアンバランスな、偏向した事態は捕鯨賛成派から世界中に発信していくべき事だと思います。
↑は全てきちんとした記事にまとめるまでの覚え書き程度として考えてくださいね(^ω^;;;;