【捕鯨】クジラ愛護さんに告訴されちゃうらしいよ…(^ω^;;; アーカイヴ

セレノメチオニンについて。

投稿日:2010/06/15 (Tue) 23:08:05 [ No. 35 / 63 ]

本日YAHOO掲示板に書いた投稿をメモしておきます。


http://nutweb.sakura.ne.jp/iframe/03_ippan/02jukinzoku/gedoku.html

セレノメチオニン

セレニウムとの化合成分であるメチオニンは含硫アミノ酸であり、FDA(米国医薬食品局)から水銀など重金属を排泄する作用効果を持つ安全な食品としてリストアップされた物質です。メチオニンはミネラルのセレニウムと結合し、セレノメチオニンの形をとり、毒素の中和作用を持つとともに、いわゆるキレーターとして水銀、鉛、カドミウムなどの有害重金属を捉え、尿や便から体外への排泄を促します。
セレノメチオニンは、水銀などの重金属の排泄を促すだけでなく、体内、特に脳神経細胞、中枢神経に蓄積するのを防ぐ作用を持ちます。
また、メチオニンはメチル化された副産物として有害なホモシステインの生産を抑制コントロールする働きも持ちます。

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↑は勿論市販のサプリメントに成分として添加されてるものなんですが、元々生物体内に存在するセレン化合物の形としてはポピュラーなものです↓


http://www.e-clinician.net/vol31/no331/pdf/sp09_331.pdf 

セレニゥム(元素記号鋭)、通常セレンと呼ばれるこの元素は、周期表では酸素やイオウと同じく第六族のBに属し、原子番号は三四、原子量は七八・九六である。天然に存在する化合物中に椅、刊、0、またはぞの酸化状態で含まれている。


元素としての性質は同族のイオウによく似ており、動植物の体内には、含硫アミノ酸であるシステインやメチオニンのイオウがセレンに置き換わったセレノシステイン、またはセレノメチオニンの形で存在することが知られている。

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ハイ、つまりイルカさんのお肉などメチル水銀が多く含まれる食品には同時に「セレノメチオニン」がナチュラルに添加されていた、という事ですね♪



どうりで世界中(当然ながら日本以外でも水銀鉱脈が露出した土地の下流沿岸部での歯クジラ漁はある)で歯クジラ類が食材として何千年も親しまれてきたのに、


「 若 い お な ご や お さ な ご に イ ル カ 食 わ せ る べ か ら ず 」


なんてまことしやかな禁忌伝承の一つも見付からないわけだよねェ・・・



「水俣病」原因の「チッソ工場廃水」には全く含まれていなかった「セレン化合物」がイルカさんのお肉には含まれていた、だからこそ一切メチル水銀による害が出ないし、当然禁忌も無い、という事です。

当然昔の人は「メチル水銀」も「セレン化合物」も知らなかった訳だけど、「イルカ肉には健康上全く問題が無い」という事実は知ってたんだよね。




今後化け学の発展によって具体的な

「セレン化合物によるメチル水銀無毒化の機序」

が明らかにされるんだろうけど、それまでの間に

「他人の健康を気遣うポーズで自分の目的を果たそうとする」

=イルカ愛護ちゃん達の「おためごかしプロパガンダ」

に騙されないようにしないとねェ・・・(^ω^;;;;


http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=200000718&tid=bf7a4bfa4k24dba56a1a6a53a1bca5tbee1gcfbbdf&sid=200000718&mid=1205




水銀に対応するセレンの働きを色々と調べる内に、様々な有毒重金属と生物体内で作られるその化合物の存在・その働きを知りましたが、これを「巧く出来てるなァ」と見るのはやはり違う・・・

ほとんどの生物にとって水銀やカドミウム・鉛等は体内では有用に使えないどころか『それだけならば有毒』なんですが、海棲生物、特に哺乳類以降に絞っても数千万年以上も前から海辺や海中で食餌していた我々の祖先がそこから自然由来のメチル水銀やカドミウムを素直に取り込んで何の防御機能が無かったら、あっという間に種の滅亡を招いていた筈です。

哺乳類の場合は特に胎盤・臍の緒を通じての重金属移行がある訳ですが、先のエントリーで紹介したような(フィンランド大学の研究)胎盤血液中カドミウム濃度に応じて胎盤血液中セレン濃度を上げる、というメカニズムがあったからこそ、海底火山噴火等で重金属濃度が上がったりした場合もその場所での生活・繁殖が可能だった訳です。

それらは全て魚類どころかもっと原始的な生命だった頃に「その場にある材料」を使って有害重金属が自己の生体に悪作用出来ない様に「工夫してきたから生き残れた」というよりも、「その場にあった材料」が生体内で「特に意図も無く有害重金属と作用してきた結果」がどんどん高等生物に受け継がれてきただけ、という気がします。
そしてその「その場にあった材料」がセレンやセレン化合物だった、と。

この記事の例で言えば(詳しい機序は未だ解明されてませんが)神経系へのメチル水銀の害をブロック又は排出する為に「セレノメチオニン」を体内で生成した・或いは利用した、という事ではなくて、元々「セレノメチオニン」にメチル水銀をブロック又は排出する作用があるからこそ現在の高等生物の様な神経系統の仕組みが出来上がってきた、という事なんじゃないでしょうか。

このハナシは結局「卵が先か鶏が先か」と同じですがw
つまり「環境に合わせてなるようになってきた・だから生物の身体はなるようになってる」という事です。
むかーーーし読んだR・ドーキンスさん(このヒト捕鯨反対してるらしいねw)の「ブラインドウォッチメーカー」に倣えば生命発生の極々初期、精々プランクトンあたりになるまでの間に出来上がってしまった形質が今私達の身体にまで残ってる、というだけで「それが出来なかった連中は淘汰された」んじゃなくて「最初からそんな連中は居なかった」という事。

だってメチル水銀もカドミウムも「生体・身体を作る材料(環境)と同時に、常にそこにあった」んだから。

それからついでに書いておくと、「水俣病原因のメチル水銀」って文言が繁用され過ぎてて「メチル水銀=人造の有害化合物」みたいな誤解が生まれて、それで大騒ぎしてる愛護ちゃんが多いんだと思うけど、メチル水銀自体はバクテリア等の微生物が無機水銀を取り込んで作ってるんだからね。

「水俣病」原因の「チッソ工場廃水」には「セレン化合物」が全く含まれない状態で、この「メチル水銀だけ」が大量に放出されたという、自然界では有り得ない異常な状況で起こってしまった「公害」です。



ハイ、結局後半部分はナニが言いたいのか、というと・・・


「海棲生物由来の重金属がそれを捕食する(勿論人間を含む)高等生物に悪作用出来ないのは 極 め て ア タ リ マ エ 。 」


という事です。


「セレン化合物が同時に含まれるから安全」というよりも、

「(セレン化合物が同時に含まれない)メチル水銀にだけ被爆するという状況が自然界ではありえない」

だからこそ、「イルカさんのお肉由来水銀で傷病者が出ないのはアタリマエ」であって、

当然ながら自然界の常態ではない「セレン化合物無し/メチル水銀だけのチッソ排水に晒されてた水俣湾」と比較する事自体が間違っている、という事です。

コメント(2)

といっても昔や他の国ならともかく
環境汚染の影響や火山国の日本では食物連鎖の過程で大量に水銀が蓄積されてでしょうから、マグロなんかの大型魚ばかり食べてたら、水銀はどんどんたまってくでしょうね

投稿者: eve*i*g_*rima_*o*a 投稿日:2014/08/18 (Mon) 10:48

「火山国である日本」での大型魚が心配ならば、食餌海域が広範囲に亘る高度回遊性の鯨類の方が比較的安心という事になります。

「水銀が溜まる」のかどうか?それが悪さを出来ない根拠が有るから、実害奨励が一つも無いのではないか?というエントリーで、その内容を分からないままの人にコメントされても馬鹿としか言えませんw

環境汚染を気にしてみせる割には、農薬ホルモン剤まみれの畜肉を恐れない馬鹿が多いんだよねぇ・・・

投稿者: toripan1111 投稿日:2014/08/27 (Wed) 00:21

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