イルカ肉の水銀等に関して、反捕鯨団体・イルカ愛護団体や映画「The Cove」なんかの撒き散らす嘘出鱈目をそのまま鵜呑みにしてるブロガーさんが多いので、YAHOO掲示板に書いた投稿をとりあえず二つコピペ(+1投稿の一部)する事でエントリーにしときますね。
先ずはイルカ肉中の水銀が、同時にイルカ肉に含まれるセレンと結合する事によって不活性・安定的な「水銀セレニド(セレン化水銀)」となり、人体に作用しなくなるというソースのまとめ↓。
【イルカに蓄積した水銀含有生体鉱物の直接検出
本事例では水銀を蓄積するイルカの臓器切片についてマイクロビームによる蛍光X線分析・粉末X線回折を行い、臓器切片中に,HgSeという生体鉱物が存在することを解析しました。イルカなどの海棲哺乳動物は,有毒重金属元素を体内に高濃度に蓄積していることが知られていいます.そこで放射光マイクロビームを用いて,イルカに蓄積した水銀の状態について調べました.その結果,蛍光X線分析により,臓器切片での水銀とセレンの2次元分布を明らかにでき,また,マイクロビームX線回折によりHg濃集物がHgSeという鉱物として存在することを直接示すことができました。】
http://www.spring8.or.jp/wkg/BL37XU/solution/lang/SOL-0000001568
これら海棲動物の肝中水銀のほとんどは無機態に変換されており、セレンと等モルで蓄積していることがこれまでの研究で明らかにされている。またいくつかの海棲高等動物では、鉱物化したHgSe (水銀セレニド) の肝中存在が確認されている。これらのことから海棲高等動物の体内では、餌から取り込んだメチル水銀が脱メチル化され、セレンと等モルで結合し、生物学的に不活性な形態となること、すなわち体内の水銀は解毒されると考えられている。(貼り付けおわり、出所:愛媛大学「海棲高等動物の水銀解毒に関する研究」池本徳孝(生態環境計測分野))
https://blog.with2.net/find_item_cache.php?id=12683
※そもそも、マグロが高濃度の水銀を体内に持っていても水銀中毒にならないことから行われた調査で、ラットを使い水銀のみを与えたグループとセレン&水銀を同時に与えたグループに分けて実験したところ、水銀のみを与えたグループは死んだのにセレンと同時に与えたグループは死ななかったとのことです。
ウズラでも、マグロ単体を食べさせたグループと、マグロに含まれる水銀と同様の水銀を単体で食べさせたグループでは、マグロの方は何ともなくて水銀の方は中毒症を引き起こしたらしいです。
http://www.ai-ken.net/dic/sa/se.html
−水銀と結合して肝臓に沈着−
水銀の毒性に対するセレンの影響についてかなり多くの研究が行われ、
セレンが水銀の毒性を軽減することが確認されています。
その一例として、千葉大学薬学部の山根靖弘教授らが行った実験があります。
ネズミに水銀とセレンを与えてその違いを表した実験ですが、水銀を投与したネズミは、10日までに全部死亡しますが、セレンと水銀を同時に与えたネズミは全部生き残っています。
そして、肝臓中の水銀量は、水銀だけを与えたネズミよりセレンと水銀を与えたネズミの方が多くなっています。
セレン濃度についても同様で、セレンだけを与えたものよりセレンと水銀を与えた方が肝臓中のセレン量が高いのです。
これは水銀とセレンが結合して無毒で安定な化合物をつくり、肝臓に沈着するからだと考えられます。
http://www.ai-ken.net/dic/sa/se.html
先の記事で引用した遠藤博士の論文では、セレンの濃度も測定していて、セレンの解毒効果を示唆している。
総水銀量が多いサンプルではセレンも多くなっている、という正の相関が指摘されている。以下のように論文要旨にも書いてある。
【A high correlation was observed between T–Hg and selenium (Se) concentrations in these
organs, supporting the formation of a Hg–Se complex. The formation of a Hg–Se complex
probably contribute to the detoxification of Hg for cetaceans and allows a very large
accumulation of Hg in livers.】
学会での発表にもありましたが、蓄積された水銀による影響はセレンという物質によって緩和されるとの説があります。水銀がセレンと1対1のモル比で結合して体内に蓄積され、セレンにより水銀の毒性が抑制されているという説です。これについては、一部魚類などについて報告が行われています。しかしながら、鯨類についてはまだ完全に証明はされておりませんが、水銀とセレンが1対1で蓄積されているとの報告がなされています。
http://www.icrwhale.org/02-A-12.htm
※ ※ ※
次は「亜セレン酸」によってメチル水銀の毒性が無毒化される、というソースリンクと、地震(火山)国ゆえに古来から高水銀値の海産物を利用してきた日本人にイルカ肉由来の傷病が全く発生してない、その様な伝承一つ残されていない、という説明↓。
地震(火山)国ゆえ海水水銀値高レベルの日本で、8000年以上前から継続してる「イルカ漁・イルカ食」(積極捕鯨(イルカ)でも5000年以上の歴史♪)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8D%95%E9%AF%A8#.E5.85.88.E5.8F.B2.E6.8D.95.E9.AF.A8.E6.99.82.E4.BB.A3
由来の水銀障害は只の一例も発生しておりませんが、一体なぜなんでしょ〜〜〜か?w
キミの期待してる「水俣メチル水銀禍」みたいな傷病が起こらない理由はチッソ工場からは排出されなかった「セレン」がイルカさんのお肉に含まれているから、でしゅ♪
先ず、地震大国日本と海洋生物資源由来水銀とのお付き合いは、それこそ有史以前からのものだった、とキッチリ認識しましょうね♪
http://takedanet.com/2007/04/post_b55b.html
http://www.e-clinician.net/vol31/no331/pdf/sp09_331.pdf
一九六〇年代、亜セレン酸ナトリウムをカドミ
ウムや水銀など毒性の高い重金属と同時に動物に
投与すると、カドミウムによる睾丸壊死や、無機
水銀による腎毒性が発現せず、かつ亜セレン酸自
身の毒性も軽減されるという現象が知られた。
私達の研究室では、このような相互毒性軽減作
用のメカニズムを研究してきたが、亜セレン酸が
グルタチオンと反応して生じた還元生成物(おそ
らくセレン化水素)とカドミウムや水銀のイオン
が一対一の比率で蛋白質と安定な複合体を形成し
て、相互の有害性を軽減すると説明することがで
きた。
なお、亜セレン酸は、水俣病の原因物質である
メチル水銀の毒性をも抑制するが、生体内でセレ
ンを真中にして二つのメチル水銀が結合したビス
メチル水銀セレナイドが生成されることが判明し、
このことがセレンによるメチル水銀毒性軽減に一
役かっているものと推定されている。
http://www.anjuu.com/chie_suigin2.htm
●水銀を相殺するセレニウム
セレニウムは水銀と複合体を作るこ により無害化する働きがあります。データで、セレニウムと水銀がともに高く出 いるケースは、セレニウムと水銀が体内で拮抗しているためと考えられます。
千葉大学薬学部が行なった実験で、ネズミに塩化第二水銀を与えたところ、七日目に全部死亡したのですが、同時にセレニウムを与えた群は全部存在していました。メチル水銀を与えた実験でも同様に、セレニウムを与えられた群には生存するネズミが見られました。
生存していたネズミを解剖すると、肝臓から、死亡したネズミの6倍以上の水銀が存在していました。この水銀はセレニウムと結合することで脱メチル化されて無毒化し、尿や糞からではなく、呼気から排泄されたと考えられています。
マグロには水銀が多く含まれるのと同時に、セレニウムも多く含まれます。海の生物には、水銀に曝されているほど、セレニウムを多く吸収し、それを無害化しようとする特徴があります。
※ ※ ※
少し考えてみれば判ると思うけど、日本やその他世界中の沿岸部で4〜5000年以上前から行われてきた「捕鯨」は、その物理的・技術的な制約から小型鯨類であるイルカを対象とした「小型捕鯨」(太地などの大型捕鯨も300〜400年ほど前)だったわけですが、(縄文期遺跡から見付かるのは歯鯨・イルカの骨)地震国である日本周辺海域で一時的にでも多量の水銀をその成分として含んだ時期があった筈なのに
「イルカを食ったら死んでしまう/病に罹ってしまう」
などという伝承一つも無いままに現在まで継続されているわけですよ、イルカ愛護ちゃん♪
地震活動で水銀高濃度海水になった時期に、現代なんかよりも遥かに海産物依存度が高かった「沿岸部縄文人(或いはその他世界中の同時代人)」が食っても異常が無かった/イルカ食禁忌が起こらなかった理由って一体何だろうねェ・・・?
因みに周辺国の近代工業化目覚ましい現在に於いてすら、水銀は1986年以降、カドミウムは1997年以降、日本周辺海域でそれら有害重金属の海中濃度は「ほぼ横ばい」でしゅ、と♪↓
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/cdrom/report/html/6_2.html
ついでに↓もw
海棲生物に含まれる自然由来の水銀はセレンと1:1で結びついて(等モル結合)安定的な物質になってるから無害である、と教えてあげても
「いや、現代の工業排水で海水の水銀濃度は上がってる筈、だからセレンと結合出来ずに余った水銀が健康被害を及ぼす筈!!」
なんて過剰な心配をしてくれる愛護ちゃん達に朗報です♪
http://www.littlewaves.info/marine/kw_seaelement.htm
海水中の各種ミネラル含有率と濃度一覧↑
先ずはなぜか自分では絶対イルカ肉食わないイルカ愛護ちゃん達が気になって仕方がない「水銀」↓
含有率
0.0000000004212%
平均濃度(mg/kg)
0.00000014
続いてその水銀と等モル結合して安定化させる「セレン」↓
含有率
0.0000004662777%
平均濃度(mg/kg)
0.000155
ハイ、コレ意味わかるかな?
自然海水中のセレン濃度は水銀の実に「1000倍」以上存在している、という事。
つまり、セレンとの等モル結合からあぶれるほどの水銀が海棲生物体内から見付かるには、海水中の水銀濃度・含有率が千倍以上になるほどの非合法・未処理排水・大気排出がなければならないってワケです。
とりあえず、「ポスドク」さんがいかにも理系さんらしいイタイブログ記事を挙げてらしたのでコメントして魚拓とってきました♪(不都合なコメント消しちゃうからね、あの人w)
http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/63244715.html
http://megalodon.jp/2010-0520-0029-49/blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/MYBLOG/comment.html
「悪魔の証明」の意味解ってないよ、あの人w
一応、次コメントにそのコメント内容そのままコピペしておきましゅ♪
以下、↑の「ポスドク」さんのブログ記事に書いた私のコメント♪↓
AERAの毛髪水銀『4倍』の記事にコメント書けないどころかトラックバックもさせてくれないwので、ココに書かせてもらいますね♪
>また、劇症の神経疾患はなかったとしても、その他の疾患がないとは断言できない。
>「ある」ことの証明は簡単だか、「ない」と断定することは非常に困難であり、このことを無視して議論してはいけない。
一体ナニを言ってらっしゃるんでしょうか?
この場合、「ある」ことの証明とは
「 イ ル カ 肉 由 来 の 水 銀 傷 病 例 」
ですよ?
「(イルカ肉由来の)傷病例が無いこと」を証明したい太地町側にその証明が難しい事を知ってるのならば、イルカ肉の危険性を言い立てる側が「(イルカ肉由来の傷病が)あること」を証明するのがアタリマエです♪
とりあえず、私のブログには「ないこと」のの科学根拠は幾つか揃えて御座いますけれども・・・w↓
http://blogs.yahoo.co.jp/toripan1111/14277654.html
ポス毒さんといいrといい普段「科学科学」と騒いでるヤツほど「言い逃れ」をしますな。
投稿者: 泥酔太郎 投稿日:2010/05/20 (Thu) 20:38コメントありがとう御座います。
傷病例が一つも無くて「科学的に」イルカ肉は危険、と言えないから、
それでもどうにかして悪印象を植え付けたいから、全く条件の違うチッソ廃液とイルカ製品を同列に並べようとするんですよねェ・・・
YAHOO掲示板にrクンが書いてた「0、何ヶ月 『 遅 い 』 」は絶対逆だと思いますw
つまり、現代畜産製品消費の所為で「周りが『 早 い 』」だけだと。
toripan1111 さん,お久しぶりです.相変わらずもの凄い活躍ぶり拝見させていただいております.
使っている無料ダイナミック DNS サービスのは chanel.ath.cx は相変わらず無料で使えるのですが,アカウント消失して再登録したところ,その左に任意のサブドメイン名をつける事が無料では出来なくなっていました.それで,ウェブサイトの URI を丸ごと移転です.
他にもありますが,主な移転先は以下の通りです.
ホームページ(英語ブログ) http://www.emmanuelc.yuuna.org/
日本語ブログ http://www.emmanuelc.yuuna.org/ja/
Yahoo! Japan 掲示板検索 http://yarchive.emmanuelc.yuuna.org/
他の移転先は,
私のリンク集 http://www.emmanuelc.yuuna.org/links/
の上部からたどれるようになっています.
emmanuel_chanel_jpさん、どうもお久しぶりです。
仰るような活躍・・・出来てたらいいんですが、遠洋捕鯨にしても太地の問題にしても、なんだかどちらに傾いてきた、と言い難い状況が相変わらず続いていて、特に水銀の問題は上記「ポスドク」さんのやってる様な「それでも安全とは言いきれない」みたいな印象操作が益々蔓延ってるような印象です。
おかしなブログを見つけてはリンクやコピペ貼ったりしてますが、本当は政府側にもっと広報を徹底してもらいたいところです。
サイトを引越しされたという事で、早速お邪魔してみますねw
とおりすがりのポスドクです.
海洋物理が専門なので化学関係は不得意な分野ではありますが.
「水銀はセレンと1:1で結びついて(等モル結合)安定的な物質に」なるのであれば,
含有率や重量濃度比でなくモル濃度比で議論しなければ意味がないのでは?
原子量(Hg: 200.59,Se: 78.96)で割ればいいだけの話ですが,
モル濃度については
Sarmiento & Gruber (2006), "Ocean Biogeochemical Dynamics"
の1章なども参照するとよいと思います.
1章は
http://press.princeton.edu/titles/8223.html
からダウンロードできます.
表1.1.1,図1.1.1に平均濃度,
図1.2.1に鉛直濃度分布がのってます.
コメント有り難う御座います。
水銀とセレンの原子量の比が凡そ200:79になる、という事ですね?
しかしそれが、
・「事実として等モルで結合したHgSeとしてイルカ等の海棲生物体内で存在してる」
・メチル水銀として含まれてる分は「亜セレン酸」によって毒性を抑制されてる。
・そして「水銀の海水濃度がセレンの千分の一(つまりチッソ廃液等の特別な事情が無ければセレン不足が起きるとは考えられない)」
・「日本周辺海域の水銀濃度は86年から『横ばい』」
という現実にどう影響できるのか?ナニを仰りたいのかがよく解りません。
それとも、正しくは「水銀濃度が千倍まで増えなければ」⇒「約400倍ぐらいに増えなければ」と直すべき、という話なのかな?
詳しい方の仔細な説明が無ければ判断し難いですが、ココじゃ手ぜまなので、宜しかったらYAHOO掲示板で解説してもらえませんか?
ん?
もしかして逆かな?
「とおりすがり」さんの紹介してくれたリンクは多分ややこしいだろうし、今メモリが厳しいのででダウンロードしてないですが・・・w
水銀分子1モルの質量が200(g?)で、セレン分子1モルの質量が79(g?)ならば質量200の水銀分子が質量79のセレン分子を抱き込んで安定する・・・という事かな?
だとすれば海水中の重量濃度比が水銀1に対しセレン1000の時、モル濃度比ならば、実質水銀モル濃度1に対してセレンのモル濃度は約2500かな?
とすれば「等モル結合からあぶれる程水銀が増える」には水銀が現濃度の2500倍以上に増える必要があるって事になるのかな?w
私自身海水濃度の単位を見ずに、セレン化合物である「水銀セレニド・HgSe」は水銀とセレンが一分子ずつで結合してるから単純に1000倍差だと考えてましたがちょっとややこしいですね。
同じ事指摘しようと, Wikipedia を漁っていました.
上で紹介の表では,水銀モル濃度は 0.031μmol/m^3 (要するに,1立方メートルあたり 0.031μmol)と掲載されていますが,セレンの方はどうやら載っていないので,その意味では役に立ちません.
>水銀分子1モルの質量が200(g?)で、セレン分子1モルの質量が79(g?)ならば質量200の水銀分子が質量79のセレン分子を抱き込んで安定する・・・という事かな?
そうです.定義上 1 mol(モル)の重さは原子量・分子量 g と決まっており,そうなる原子・分子の数をアボガドロ定数と言います.
>だとすれば海水中の重量濃度比が水銀1に対しセレン1000の時、モル濃度比ならば、実質水銀モル濃度1に対してセレンのモル濃度は約2500かな?
そうですね.2531くらいです.
うう…見落としていた…
さっき触れたのは表 1.1.1 の話ですが,なぜだか,セレニウムの濃度もあったのを見落としていました.書いてないはずがないか…
セレンのモル濃度は,上で紹介の PDF の表 1.1.1 では, 2.2 μmol/m^3 でした.
言葉が足りなかったようで失礼しました.
emmanuel_chanel_jp さんのおっしゃるとおりです.
SeがたっぷりあってHgは安定な物質になるのに十分という結論に違いはありません.
Hg: 0.00000014 mg/kg = 0.70 p mol/kg
Se: 0.000155 mg/kg = 2.0 n mol/kg
なので,SeはHgの2800倍あるということですね.
(続く)
(続き)
ただ,先ほどコメントのあとに気付いたのですが,
記事のリンクの「海水の組成」と,
Sarmiento & Gruber (2006)の図1.1.1と表1.1.1で
水銀濃度が全く違っているのが気になりました.
図1.2.1の方では「海水の組成」に近い値ですが.
表1.1.1はQuinby-Hunt and Turekian (1983)の引用で
0.031 micro mol/m^3(約30 p mol/kgに相当)なんですが,
図1.2.1はNozaki (1997)からの引用で水銀の値はGill and Bruland (1987)の引用ということで,
新しい方を信用していいと思います.
(詳しくは原文をあたってみるべきだとは思いますが)
emmanuel_chanel_jpさん、
>>水銀分子1モルの質量が200(g?)で、セレン分子1モルの質量が79(g?)ならば質量200の水銀分子が質量79のセレン分子を抱き込んで安定する・・・という事かな?
>そうです.定義上 1 mol(モル)の重さは原子量・分子量 g と決まっており,そうなる原子・分子の数をアボガドロ定数と言います.
やっぱりこっちであってましたかw
そうなると、問題となるのは二つのソースにあるセレン濃度の差ですが、私がエントリー中で引いてるソースでは海水中のセレンが水銀の1千倍以上の濃度で存在してる事になってます↓
http://www.littlewaves.info/marine/kw_seaelement.htm
が、「とおりすがり」さんのソースではセレン2,2μmol/^3に対し水銀0,031μmol/^3でセレン濃度は水銀の約71倍にしかならなくなってしまいますが、ちょっと隔たりが大きいですね。
(続きます)
(書いてる途中で「とおりすがり」さんのコメントが入ってますが、とりあえず続きを書いておきます↓)
80'〜00'を通じて中国・台湾・韓国・ロシアの工業化が急成長しても日本周辺海域の水銀濃度が86〜08年までほぼ横ばい↓ならば、「1000倍」から「71倍」にまで水銀濃度を上げるファクターが人為的なものだとも考え難いですし・・・
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/cdrom/report/html/6_2.html
それでも70倍以上の差を埋める水銀が排出されるにはどの様な条件が必要とされるのか見当も付きませんがw
karokichi_3 さん、
>SeがたっぷりあってHgは安定な物質になるのに十分という結論に違いはありません.
私も最初に頂いたコメントをよく吟味せずに逆にとってしまいましたが、これで更に「セレンによる安定化」が補強されたので安心しましたw
重量濃度を単純比較せずに最初から「モル濃度比」を考慮しておくべきでしたね、スミマセン。
>図1.2.1はNozaki (1997)からの引用で水銀の値はGill and Bruland (1987)の引用ということで,新しい方を信用していいと思います.
特に水銀の含有量は非常に少ないのでより新しい機器による97年Nozaki測定の方が正しいと考えていいだろうと思います。「海水の組成」にも↓の様にありますし。
『微量元素の組成や濃度は幾度も訂正が繰り返されてきたのが現状です。近年ではだいぶ信頼されるものとなってきましたが、いくつかの元素は今でも濃度がよく分かっていないようです』
水銀は下から13番目に少ないミネラルですしw
1.はじめに 水俣病患者被害者救済に向け道筋が開け、水俣の環境も美しくなっていることと思っている方が多いと思われるが、膨大な有害廃棄物は残されたままであり、廃棄物処分場の土木構造物も劣化が進んでいる。2010年5月(ゴミゼロの日)に水俣の環境汚染について視察する機会を得たので報告する。 ↓水俣市の空中写真 2010年6月 googleより [[attached(5,class=popup_img_698_391 height=314 width=560...
ブログ: ATCグリーン汚染土地取引ラーニング 投稿日:2010/06/13 (Sun) 19:03