「アンブロークン」日本兵=カニバリズムの出処 - 歴史記憶の迷路を辿る ブログ・アーカイヴ

投稿日時:2015-02-09(09:58) | カテゴリー : 「アンブロークン」関係

「アンブロークン」原作本より
日本兵が「敵捕虜の人肉を喰った」記述の纏めです。

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(2011/01/20)
Laura Hillenbrand

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本文32章から
Thousands of other POWs were beaten, burned, stabbed, or clubbed to death, shot, beheaded, killed during medical experiments, or eaten alive in ritual acts of cannibalism.
訳「それ以外にも何千という戦争捕虜が、殴打され、焼殺、刺殺、撲殺、銃殺され、首を切り落とされ、医学生体実験で殺され、あるいは慣例であった食人行為として生きたまま食われた。」

eaten alive in ritual acts of cannibalism の ritual act を「儀式として」なのか「慣例として」どちらに訳すべきか、ネット上でも色々解釈があるようです。
辞書の解釈ではin ritual acts of~で「儀式めいた~という行為」と訳す事が多い。


私の解釈としては、
出典元として田中利幸「知られざる戦争犯罪」と “Jap Soldiers Eat Flesh of U.S. Prisoners, Australia Discloses,”Abilene Reporter-News September 10, 1945. が出ているので
    ↓
オーストラリア軍 カニバリズム - コピー  (クリックで拡大)

両方の内容から見て  「儀式めいた恒例の行為として生きたまま喰った」  の意味が近いのではないかと考えます。


以下が資料2件の内容


★「知られざる戦争犯罪」より
「選ばれた捕虜は小屋の中に連れていかれ、生きたまま身体から肉が切り取られました。そして生きたまま地面に掘ったくぼみに投げ込まれーー」
(シンガポールで捕虜となったインド国民軍に敵対するパキスタン人、ハタム・アリ上等兵がニューギニアに連れて行かれた時の目撃談として報告されたオーストラリア軍の資料)

★Abilene Reporter-News September 10, 1945の記事より
The atrocity report said that the Japanese soldiers tied the hands of captured American and Australian soldiers behind them, used the helpless men for bayonet practice and then while they were still alive sliced off their flesh for food.
『非道行為報告書に拠ると、日本兵らは捕えた米兵・豪州兵を後ろ手に縛り、その無抵抗の捕虜を銃剣訓練として刺した後、まだ生きている内に身体から肉を削ぎ取り食糧とした。』


どちらにしろ、荒唐無稽もいいところで、後者の記事内容を見るとニューギニア方面での食人部族による損壊死体を見た豪州兵らが勝手に日本軍の仕業と決めつけたものとしか思えません。
これについては以前書いたので↓
「日本兵=カニバリズム」説について

戦後70年も経ってトンデモな捏造プロパガンダを事実として出して来たものです。
後ろには中国や在米・抗日連合会による「日本人残忍キャンペーン」も隠れている節があります。
「アンブロークン」とはそのキャンペーンの一環と考えて間違いないと思います。







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