「認罪~中国撫順戦犯管理所の6年」NHKハイビジョン特集 - 歴史記憶の迷路を辿る ブログ・アーカイヴ
NHKは特集ものでイメージ操作や(意図的としか思えない)翻訳誤訳、ありもしない捏造をやって批判を受けているが、たまーに表面には出さないが製作者が密かに訴えたい何かを裏に隠している番組も見かける。
表向きは自虐史観だが、普通の感覚持っていれば裏にあるものが見えてくる。
NHKの中、あるいは製作会社の内部に真っ当で反骨精神持っている人間が居るのか?それとも性善説的に受け取り過ぎていて、真っ直ぐに信じて作っているのか?
この番組もその一つ。
認罪~中国撫順戦犯管理所の6年
(1~11まであります)
内容の要約を
シベリア抑留5年を経て撫順収容所へ送られた日本兵や満洲関係者らは、食糧、風呂など身体的苦痛は無いよう好待遇を受ける。
だが捕虜扱いかと思っていたら「戦犯」扱いされていると分かる。
たっぷりの食べ物と所内での自由がある中、1年経て徐々に変化が出てくる。
認罪=洗脳が以下の段階を追って始まる。
1.政治経済の学習と討論
2.自分の罪を認めさせ公開を促す教育
3.教育効果を見定め認罪を深める
戦争中に犯した「罪」を総て洗いざらい書き出す事を求められる。
初めは「自分は何もやってない」と書く事も無いが、時間を追って「記憶の奥底」に忘れられていた記憶が蘇る。(ここがまず怪しいー人間心理の傾向を利用していると思われる)
時間をかけている内に、全員集められた中で中国人職員や皆の前で部隊長であった人が「罪の告白と懺悔」をやり土下座までする。
それにショックを受け、自分もと認罪に入って行く者、拒否感であろうか精神的混乱を来たす者、あるいは自殺してしまう人・・
突然「記憶が蘇った」と証言する人が続出する。
罪の記憶を蘇らせた人達はその「罪」を事細かく自ら記録していく。中国人職員にチェックを受けまだまだだと言われた者はまた書き直す。
たっぷりの時間をかけ、「記憶」がどんどん記録されていく。
中国側は「罪を認めた者には光明を、認めない者には暗闇を」をスローガンとしていた。
最終段階として全員が講堂の壇上に上がり自分の罪を告白・発表する。
そこで精神の状態が変化し、嬉しい悲しい入り混じった感涙に襲われる元兵士達。
(これも又洗脳の一つの段階と思われるーー「解放された気分」と見紛わせる実際は逆の囚われだ)
ここまでに4年かかっている。(1954年時点)
洗脳は既に固まっているようだ。
この後に急激に自由度が増し、赤十字を通じて日本の家族との手紙のやり取り、スポーツや文化的活動まで認められ中国人職員との和やかな交流まで始まる。
戦犯の量刑が決まり、一旦は155人起訴7人死刑などが出たが周恩来の命令により死刑も無期懲役も却下され、結局はほとんどの刑が軽減された。
(温情の押し売りの第一段階か)
1956年、裁判が行なわれ起訴となった人は45人、法廷では「日本兵に被害を受けた中国人」が証言台に立ち「幼児をも殺害する残忍な日本兵」の様子を涙ながらに訴える。
(文化大革命でも行なわれていた自己批判・批判闘争・吊るし上げ、などとそっくり)
起訴された日本人被告は罪を認め土下座ながらに謝罪・懺悔する。その後起訴を免除され、ついに釈放帰国。
(極刑まで行くような状態へ落としておいて釈放という温情への感謝を植えつける訳だろう)
80代になっているその人達へのインタビューでは、起訴免除された文書を宝物だからと今でも大切にしているという人、感謝と嬉しさも今も忘れないという人・・
今も反省し続け認罪したことを是とし、交流のあった中国人に世話になったと感謝し、中国との交流を大切に思う人達。自分の手に拠って殺された中国人は今の時代を見ることが出来ないとまで語る人。
死んだら灰を元収容所にある「謝罪碑」周囲に撒いて欲しいという人。
(何と言う強烈な洗脳だろう・・80過ぎても尚懺悔し続けそれを喜びのように語るとは)
これを見て思い出したが、人間心理には「記憶の捏造・虚偽記憶・過誤記憶」と言われるものがある。
一定の条件下や当事者の性格や自我の弱さ等を基として生じるものらしいが、簡単なところでは幼児期に迷子になって○○へ行って○○にお世話になったことがあるでしょう親御さんから聞きましたよ、と言われると最初は否定するが繰り返すうち、自発的に具体的詳細に語り始めるというのがある。
逸れるが、足利事件で冤罪の菅家さんが正にこれに当たるように思う。
本題に戻る
シベリア抑留は、僅かな食糧や寒さの中で上官や大本営や日本国そのもののあり方に疑いを抱かせ反抗させマルクス思想へ染め上げて行くという洗脳だが、中国共産党(主に周恩来)に拠る洗脳はソ連よりもっともっと巧妙だというのがこの番組で分かる。
(11の5の辺りで「認罪」=洗脳の具体的手法が詳しく分かります)
この洗脳法は共産党が一朝一夕に作ったものでもなく、かなり昔から中華圏でシステム化されていたんじゃないかと思ったりもする。
そうでもなく周恩来一人が創り上げたものだとすると、100年後をも見据えられる広大な視点を持てる才能ある人だ(褒めてはいない)。
72年の日中国交正常化の時を覚えているが、新聞の一面には角栄と周恩来の握手の場面が超特大写真で載っていた。
中学生の私は殆ど真っ当な知識も無かったが、これはマズイことになったと感じたものだ。周恩来を信用するなどどれだけ勘が働かないオヤジ(政治家)どもだと。
温厚に微笑み、きつい言葉も吐かない=善人ではないぞよ!
そう言えば最近のNHK特集番組でも国交正常化に至る日本側の働きを「美談として」やっていたが、これも何のことはない公明党=その後ろにいるアレが主導権握ってガンガン押して実現させた。
番組内で語られはしなかったが、出てくる人物が全部アレ関係じゃないか。
この撫順戦犯管理所から帰国した元兵士達が中国帰還者連絡会となり、後に手記や日記を元に「日本軍の残虐行為」「南京虐殺」の根拠とされたのは有名。
中帰連は2002年に解散し、今は後身の「撫順の奇蹟を受け継ぐ会」に引き継がれている。
調べてみると「受け継ぐ会」はより強烈な反日・売国的に走っているようだが、元抑留兵士を利用する形で、戦後生まれの何かの勢力が主導しているようだ。さてどこの組織がやっているかと思えば事務局長は創価大学中退で元岩波書店社員だそうで・・
あ~やっぱりね~という感じでしょうか。
HPを見に行くと「戦争で“鬼”になった人が、撫順戦犯管理所で“真人間”に戻った」だって。呆れ帰ります、子供騙しより酷い、誰がこんな幼稚な言い分に騙されるのやら・・
日本人という{残酷な民族が真人間になりたい}なら、今すぐにでも中国へ行って永住すればいいんですよ、中国さまさまと言うなら。誰も引止めやしません。
NHKのこの番組を最後まで見て、これが「真人間にならせる場」と見える人は頭のネジがどうかなってると自覚する方がいい。
NHK内部でそのつもりで製作したというなら言わずもがな。
真っ当な人なら理解できると見込んで現場制作者がお馬鹿な首脳陣の意向に反して作ったというなら、褒めてやろうじゃないの。
普通の主婦の私でさえ、この番組で(製作者の意図はどっちか不明だが)裏にある本当のところがかなり見えましたよ。
ある程度の勘があれば分かるものだ。
どっちであっても公共放送がこんな馬鹿な事続けていていいわけは無い。
国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ。
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