映画「頭上の脅威」 - 歴史記憶の迷路を辿る ブログ・アーカイヴ

投稿日時:2013-04-19(13:21) | カテゴリー : 古い映画

今日はまたも 古い映画

「頭上の脅威」
LE CIEL SUR LA TETE
1964年 フランス=イタリア合作
[仏新鋭航空母艦クレマンソー号に緊急命令が入った。だが何事か知らされない。やがて警戒中のパイロットが円盤状の謎の物体を発見、目のくらむような閃光に仰天した。母艦は放射能に汚染された。物体は一体何?]





 念願のDVD化!
昔テレビでこれを見てから、また観たいと思い続けン十年。
UFOを荒唐無稽でなく現実的脅威として扱い当時では斬新だったと思う。

その頃のフランス映画と言えば「太陽がいっぱい」「シェルブールの雨傘」
あるいは少し後の「哀しみの終わるとき」やマルチェロ・マストロヤンニのもっとドロドロ恋愛物が主流だったので、こういうミリタリーかSFものは新鮮だった。

脅威=UFOの描き方が、はっきりと表に出さない分余計怖いが放射能除去するシーンの方が一番印象に残っている。
放射能って水で流せばいいんだ!と思い、除染の時には空母のデッキに取り残されないようにせなアカンわ!と。(いつ空母に乗るんだ
見ていた当時は国内で地域ごと除染する事になろうとは想像も出来なかったから笑い事では無いが。

そう言えばこの映画の頃、60年代は核保有国が世界中で核実験やっており、フランスなどポリネシア方面で100回以上やっている。
カトリーヌ・ドヌーヴのロマン溢れる恋愛映画の一方でマッチョが過ぎる所もあるなあフランスって国は。



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