「金正日は日本人だった」 - 歴史記憶の迷路を辿る ブログ・アーカイヴ

投稿日時:2013-04-05(23:51) | カテゴリー : 韓国・朝鮮

「金正日は日本人だった」 佐藤 守 

金正日は日本人だった金正日は日本人だった
(2009/10/28)
佐藤 守

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読んでみればトンデモナくはあるけどトンデモ本という訳でもない。
著者の佐藤氏は軍事評論家、元自衛隊南西航空混成団司令・空将、パイロットという人で、本書の内容も戦前戦後の満洲・半島情勢を微細に分析していて到底トンデモとは言えない。

amazonの紹介文は
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金正日の父親は中野学校の残置諜者だった!小泉首相の訪朝前に日本海に出没した不審船の船尾に書かれた対日戦争の英雄「金策」の文字。彼こそが金正日の父、だからこそ総書記は日本にシグナルを送り続ける
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とあって、これだけ読むと眉唾もいいところだが「陸軍中野学校」「残置諜者」の実態を事細かく実名入りで明かしており、これはこれでかなり真実味がある。

そして佐藤氏の説が真実だと仮定したとしたら現在の情勢含めて、以下の疑問点が納得いく形で見えてくる気もする・・

(私個人の単なる妄想と思って読んで下さい)

・総連ビルを買い取った池口氏は三無事件にも関わった過去があり右翼と近い。
安倍首相や永田町に近いとも言われている。
・三無事件には戦前の「玄洋社」関係者も関わった。
・石原慎太郎氏が尖閣諸島へ上陸しようとした時の船の名が「玄洋丸」。
・玄洋社は大アジア主義であり、半島(あるいは満洲)への拘りが強い。
・今の情勢で北朝鮮が日本を直接的には攻撃対象としていない。
在日米軍基地を狙うと言っている。
・北朝鮮は韓国のように賠償賠償と前面に出しては言っていない。それより先に「アメリカに追従する日本」を責めている。
・去年は北朝鮮内の残留日本人墓地への墓参や遺骨帰国での日朝接近があった。
(対韓国、対米強行に出るために日本に接近したとも考えられるが)
・拉致被害者の人達の待遇が特権階級。(だからと言って拉致が非道極まるのに変わりは無いが)
・過去ずっと自民政権は日本国内から○○○○のカネが北に流れるままに放置している(安倍首相はそうでもないが)
・デヴィ夫人との関係。スカルノは金日成と盟友だったという謎。
インドネシア、ミャンマー軍政、イラン、など戦前・終戦直後に日本と繋がりが深く親日である国に限って金一族も関係が密接。
・「料理人」藤本氏の謎。
・青山繁春氏がテレビ番組で「横田めぐみさんは金正恩ら兄弟の家庭教師(養育係?)だった」と言った。
・金正日が料理・映画など日本文化を好んだこと(ハリウッド映画も好んだようなので単なる贅沢趣味なだけかも)
・小野田寛郎氏が「アメリカに本土占領された後は満洲~朝鮮北部に大日本帝国亡命政府を作る計画があった」と言っている。
・終戦直後に「大陸浪人」という工作機関員が大陸・半島に多数残ったという話は多方面で言われている。
・対中国で国防強化が必要と思われる時機を狙ったように日本人の国防意識を高める決定打のようにミサイルを打ち上げる。(尖閣でゴタゴタが無い時にも東北上空越えて飛ばしたが)

これら色んな謎が「仮定」を基に考えると見えてくるが、一旦それに囚われたら本気に信じてしまいそうなので抑えて抑えて

日本人の多くがこれを信じてしまうようになったらマズイ。
油断させる陰謀かも知れないし、カネ出させる策略の一つかも知れない。

けれど取りあえず仮定してみると視野の外側まで見えてくる(気がする)。



結論:大アジア主義とか防共や何でもいいけど、拉致被害者の人達皆さんを奪還したら後はどんな形であっても大陸半島に関わるのはもういい加減懲りるべき。




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