「日本軍悪行の証拠」として中国人民網が特集しているページ紹介 - 歴史記憶の迷路を辿る ブログ・アーカイヴ
今年になって中国は「戦前日本軍がやった悪行の証拠文書」だと言って関連報道を何度も出しています。
そして私もしつこく拘ります。
少し前、5月2日のyahoo記事。
冷戦型思考を捨てきれない「某国」へ警告=「仲間の中にかつての宿敵がいる…」―中国専門家
2014年4月30日、日本の傀儡政権が偽満州国を設置した地、吉林省の公文書館でこのほど、新たに発掘・整理された旧日本軍の公文書が公開された。これらの歴史的証拠は、日本の軍国主義の犯した一連の罪を証明するものだ。(文:劉文波(リウ・ウェンボー)人民日報海外版記者。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
一部の日本人は、「中国人がまた過去を蒸し返した」と不満に感じているかもしれないが、我々中国人とて過去を蒸し返すのが好きなわけではない。ただ、一部の日本人が過去を認めないから仕方なくやっているのだ。(提供/人民網日本語版)
分かる限り自分で分析してみた以前のエントリー。
また中国が出してきた「従軍慰安婦の証拠」
「従軍慰安婦」の証拠なるもの
記事元の「人民網・日本語版」はあちこちに記事・写真の転載禁止とあるので、アップしていた画像は削除しました。
あっちが特集として画像含めて出している人民網ページがあるのでリンク張ります。
日本の侵略の真実を伝える公文書
↑文書画像付き人民網ページへのリンク
例えば関東憲兵隊司令官としての東条少将の通達文書が載っているが、「特高警察機構の拡充に関しーー」とあるだけの文書のみを見せておいて「中国侵略関連文書」としている。
こんな風にどこのページの文書画像を見ても決定的な証拠など見当たらず、当たり障りの無い文書画像を見せて悪行の証拠だ!と説明をつけている。
あちこちから文言をピックアップして繋ぎ合わせて都合よく解釈しているものも少なくない。
わざとなのか本当に解析出来ないのか不明だが、無茶苦茶な解釈もあちこちに見られる。
一番上に出した記事の中で中国人記者が書いている事の何と滑稽なこと。
日本の右翼勢力と、中国に敵対する一部の国に、2つのことわざを送りたい。「今日踏み台だったものは明日には障害物になるかもしれない」「相手をぶつけるつもりで石を持ち上げたのに、自分の足の上に落としてしまう」。
↑ それは中国自身のことでしょうに!
厚顔無恥とはこのことですね、呆れ返ります。
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